「子供だから」と、子供扱いするべきではない

20151128

ある快晴の日曜日、友人の結婚式が行われた。

神社での挙式。宮司(ぐうじ)が祝詞(のりと)を読み上げ、横笛が鳴り響き、空気がピンと張りつめたような神聖な感じがする中、式は滞りなく行われた。

「みなさま、柏手(かしわで)をお願いします」と言う宮司の意味を理解したのだろうか、5歳児の彼が参列者に合わせて、手を叩く姿が微笑ましかった。

2回目の結婚式をやるなら、神社も良いなと思う私・・・。

挙式の後の披露宴は神社の境内にある建物で行われた。

終始、素敵な時間が流れた。本当に「あっ!」という間に披露宴は終わった。

「披露宴では、出席した方々同士で歓談するなどして、楽しく過ごしてもらえるようにした」と友人である新郎から事前に伝えられていた。実際、久しぶりに再開した出席者同士で話が弾み、どのテーブルも笑い声が耐えなかった。2回目をやるならこういう披露宴も良いなと思う私・・・。

披露宴の料理では、新郎新婦のご好意で、私の子供には5歳児用の特別なお子様ランチのプレートが出た。エビフライ、ハンバーグ、唐揚げなど、子供が好きなおかずが山盛りである。そのプレートは披露宴冒頭の乾杯の前に出されるやいなや、彼はガツガツ食べていた。

大人の料理は、前菜から始まるコースで出された。どの料理も、もう満足の一言。

その大人の料理を、5歳児に狙われた(w;

最近、彼は肉や魚介の味を覚えた。好きな食べ物は「焼き肉」や「寿司」という彼。どこかのプロ野球選手か、とツッコミたいところである。私の伊勢海老(いせえび)はすべて彼の口元へ。ステーキは厚めに切った肉を、彼は口をモゴモゴさせながら満足そうに食っていた。すっかり大人用の料理でも満足に食べられる5歳児の彼であった。(w;。

 

さて、こういう出来事からも、「子供だから」と決めつけるのは良くない、ということを私は思い知る。(今回のエピソードとの関連がやや強引かもしれないが)。

「子供だからまだ無理だ」と決めつけてしまいがちで、しかし我が家では無理だとは思っていないことを列記した。

  • 子供だから、子供用の食器しか使わせない
  • 子供だから、甘口カレーしか食べさせない
  • 子供だから、食器洗いさせない
  • 子供だから、掃除機を使わせない
  • 子供だから、フライ返しを使わせてホットケーキを裏返させない

うちでは彼が3歳ぐらいのときから上記のようなことを試させている。

初めてのときは上手にできずに失敗する。そりゃそうだ、初めてだから。

しかしそんなことは子供に限らず、大人も同じである。試さなければ、いつまで経っても経験がたまることもないし、上手になることもないのだ。同じような年齢を持つ親のかたで、どこか思い当たることはありませんか?

 

余談だが、彼が残した、その特別なお子様ランチを食べた父親の私。その感想を一言書いておこう、

「息子よ、美味かったぞ! ファミレスで食べるお子様ランチとは別格であった。その違いに気がつかないとは、まだまだ子供だな」

・・・けっして、伊勢海老が食べられなかったことの、負け惜しみではない。

 

私が育児で参考にしている書籍

「「7つの習慣」で東大脳を育てる」には、有名なコヴィー博士の「7つの習慣」の要素を子育てに取り入れた事例が紹介されている。「7つの習慣」を読んでいなくても、わかり易く説明されている。「東大脳」と書かれているが、どの時代でも当てはまる、子育てに必要な普遍的なことが書いてある。

「中村修二の反骨教育論:21世紀を生き抜く子に育てる」は、昨年青色LEDの研究でノーベル物理学賞を受賞した中村教授の書籍。ご本人の評価は賛否あるが、私は著書の「日本の大学受験のシステムを前提とした学校教育には意味がない」という主張には同意。「日本沈没を想定した子育てを考えておく」ことが大切である、という主張に納得。本書は2003年出版されたものに加筆修正が加えられ2014年秋に再度出版されたもの。だがその内容は色褪せるどころか、むしろ今、子供を持つ親として共感できるところが多い。