
ここ数日、天気は悪いし、子供は鼻水がずるずると出て風邪気味。なので自宅でおとなしく過ごせるように、うちの奥様がTSUTAYAに行き、DVDを借りてきた。その中に「パーマン」があった。もはや説明不要、作者はドラえもんの生みの親、藤子・F・不二雄。
結論から言うと「なぜ、もっと早く見せなかったのだろう!」と激しく後悔するほどに「パーマン」は面白かった。私は5歳の子供と一緒に食い入るように見たのだった。
50年後、私は80代突入する年齢になるが・・・しかし本当に50年、100年経っても何世代にわたっても楽しめる作品だと思う。
「パーマン」を空想の世界のお話しだと言ってしまえばそれまでだが、藤子・F・不二雄の作品には、そう感じさせない魅力がある。「ドラえもん」もそうだが、実際には無いけれども、もしかしたら本当にありそうだし、あったらいいなと思わせる魅力だ。
そして何よりもストーリーが毎回、自分にも身に覚えがあると感じる普遍的なものだからこそ、何年経っても楽しめる作品に仕上がっているのだ。
藤子・F・不二雄のアニメで、自分と子供との世代間の差を楽しもう
漫画日記に描いた「バケツを持って立たされる」話。私はこのときのストーリーを見て「ああ、こういうのあるよねぇ」と感じていたそのとき、5歳の子供が言った一言「?なんで?」という質問に、すごく、新鮮な驚きを感じたのだ。
そもそも私自身が「バケツを持って立たされた」世代の人間ではないことに気づいた。「パーマン」のアニメは私が数十年も前の小学生時代、夏休みなど、長期休暇中に再放送されていたもの。つまり、私が小学生のときには、その時点で数年経過していたにもかかわらず、圧倒的な面白さを持っていたのだ。
まあ私のときは「バケツ」は無かったが、先生が怒って「授業中にふざける人は、イスに座らず、立って聞いていなさい!」ということはあった。(私ではなく、クラスメートが)。現在だと、すぐ、「体罰だ!」などと問題にされるのだろう。そうなると、もしかすると、先生が怒る場面を見て、子供が「?なんで、先生怒ってるの?」なんて質問することが将来あるのだろうか。
「パーマン」は親子で一緒に見るアニメとして、楽しめること間違い無し! そして、ストーリーの中に出てくる当時の時代背景に関連する出来事を、子供がどのように感じているのかを確認しながらアニメを見ると、さらに楽しめるアニメである。
Amazonプライム会員は、「パーマン」を見放題!
こ、これは・・・。
たったいま、この記事を書くためにAmazonで「パーマン」を検索していたときに知った。レンタルで借りる方法以外に、Amazonプライム会員なら、1〜104話を見放題!? 1話10分程度だから、合計17時間分(1040分)が見放題!!?
年会費3900円で、これはコストパフォーマンス高すぎでしょう。すごくお得で便利なことは良いが、視聴に歯止めがかからなくなりそう。
例えば連続で視聴しようとしたときに「良い子はまた来週の放送を待ってね」なんて機能を付けてくれないだろうか。ガスコンロのチャイルドロックのような、子供が簡単には点火できないような機能を・・・。
まあ、親がコントロールできればいいだけの話しなのだが。
