子供が自立するためには、親は先回りして助けてはいけない3つの理由

comic_20150908子供が何かをしようとしているとき、つい危ないと感じて、先回りして助けたり手伝ってあげてしまうことはないか? 例えば以下5つのようなことだ。

  • 子供が、靴をはこうとしているが、なかなかはけないとき
  • 子供が、服のボタンをとめようとしているが、どうしてもボタンが穴を通らないとき
  • 子供が、はしでおかずをつかもうとしているが、テーブルのうえにこぼれそうになるとき
  • 子供が、ペットボトルのふたを開けるときや、飲もうとするとき。
  • 子供が、ハサミを使っているとき

自分の子供のことを思い浮かべながら、さくっと5つ挙げてみた。もし、この5つのことを親の私が、この先ずっと手伝っていたらと想像してみた。

  • 子供はいつまでたっても、自分で靴をはくのが遅い
  • 子供はいつまでたっても、自分で服のボタンをとめられない
  • 子供はいつまでたっても、はしがつかえない
  • 子供はいつまでたっても、ペットボトルの中のものをこぼす
  • 子供はいつまでたっても、ハサミをうまく使えない

「ある程度の年齢になれば、このぐらい勝手にできるようになる。この例は大げさだ」と感じる人もいるだろう。それでは以下3つなら?

  • 子供が、朝なかなか起きない。(だから、起こしてあげる)
  • 子供が、散らかった部屋を片付けない。(だから、片付けてあげる)
  • 子供が、夏休み最終週になっても、宿題を終わらせない。(だから、手伝ってあげる)

ぶっちゃけて言えば、上の3つは私自身の子供のころのことを思い出して書いた。特に小学校6年間、夏休みの宿題は一度も親の手を借りない日はなかった…。

 

困難を回避しても、将来、より大きな困難が立ちはだかる。そのとき…

子供にとって困難なことを、いつまでも親が助けるべきではない。子供に早いうちから経験させておくほうが良い。少なくとも私は以下の3つの理由から、そう考える。

 

理由その1.早い段階で良い習慣が身に付く

自分で「朝起きる」・「部屋を片付ける」・「宿題を終わらせる」といったことは良いことだ。

何を当たり前なことを言っている、と感じるかもしれないが、一つ条件がある。それは、毎日やるべきこととして身につき、習慣となっていることである。習慣になることで、経験が積まれるからだ。1日、2日できただけでは意味が無い。

 

理由その2.(早い段階で良い習慣が身に付けば)困難にぶちあたったても、選択肢が多いので乗り越え易くなる

良いことが習慣として身に付き、それが年齢の早い段階であればあるほど積まれる経験も多くなる。その結果、困難を乗り越えるための選択肢が多くなる、という話。

これは「質より量」とか「量より質」といった話ではなく、「たくさんの量(たくさんの経験)」によって、「質が高まる(最良の方法が見つかる)」ということが言いたい。

 

理由その3.生きている間に、より、大きな経験ができる

生きているかぎり、必ず何かしらの「困難」に直面する。であれば、さっさと困難にぶち当たって、自分の経験にするべきだ。多く経験を積むほど選択肢も多くなる、とは前述のとおり。

そして選択肢が多くなることで、自分でより「大きな困難」に直面したり、ときには自ら挑戦し、その「大きな困難」を乗り越えられる。その結果、「大きな経験」を積むことができると考えている。

 

自立した、自分で考えて生きていく人間に育てたい

私は最近、私の子供が親の力を借りずに生きていくときのことを想像する。

子供が困難に直面したとき、子供は一人で乗り越えることができるだろうか? きっと、いまとは比べものにならないぐらい、大きな困難に直面すると考えている。そのとき、親として助けてあげられるだろうか。本音はぜひ、助けてあげたい。

ただし、その前に親としてできることがあって、それが、子供が直面する困難を先回りして助けようとせず、子供の自立を促すように経験を積ませてあげること、だと考えている。

 

「先回りして助けない」を実践するのに参考になった本

「「7つの習慣」で東大脳を育てる」には、有名なコヴィー博士の「7つの習慣」の要素を子育てに取り入れた事例が紹介されている。「7つの習慣」を読んでいなくても、わかり易く説明されている。「東大脳」と書かれているが、どの時代でも当てはまる、子育てに必要な普遍的なことが書いてある。