中国語が話せるようになる王道の勉強方法と最短ルートはこれだ!

ニーハオ、漫画家一星です。中国語の実力はHSKの5級、日常会話レベルです。

HSK(エイチエスケー)をかんたんに説明すると、中国語の実力値を示す、中国政府公認の資格のことです。1級がいちばん低く、6級が最高です。5級がどのくらいかと言うと、日常会話やWEBニュースを読むには困らないくらいでしょうか。

さて、友人や知人、会社の同僚から「中国語を勉強したいと思っているけど、何から始めたらいいかわからない」と相談をされることがあります。

その都度、相談にのっていましたが「もしかしたら、この倍…いや、もっと多くの人が同じような悩みを抱えているんじゃないか?」と思い、せっかくなので自分が何の教科書やテキストを使って、どのような勉強方法で日常会話レベルの中国語を身につけたかを書いてみました。

なぜ、あなたは中国語を勉強したいのか?

それではまず、どんな教科書を使って、どのような勉強方法が効率的だったか…という話の前に、もっと大事なことを語らせてください。

いまこのページを読んでいるあなたは、少なくとも中国語に興味があるからたどりついたのだと思います。そのあなたが、中国語を勉強したいと思ったきっかけは何でしょうか。

私のきっかけは学生のころに中国で過ごした約3週間の語学研修でした。そこで出会った日本語学科の学生たちとの交流で、中国人なのに日本語を上手に話す学生たちの姿に感動しました。

交流したのは浙江省杭州市にある浙江大学の日本語学科の生徒さんたち。いまはもう日本語学科はないのかな? 当時は日本では杭州の知名度ゼロだったが、今ではあのアリババ本社がある場所として有名に。

「次に会うときは、自分が中国語を話して彼らと交流したい」。それが中国語を勉強しようと思った、私のきっかけでした。

きっかけは何でもいいと思います。三国志が好きだから、漢詩を原文のまま読みたいから、中国茶や中国映画に興味があるから、中国発のITやガジェットの最新情報をいち早く手に入れたいから…などなど。語学を勉強する動機に、自分が「好きだ」と思う気持ちが大切だと思います。

勉強を始める前にせっかくの機会ですので「なぜ、自分は中国語を勉強したいのか」を自分自身に問いかけてみてください。

中国語習得の近道、それは教科書の例文を覚えること

本題に入ります。

私が中国語の勉強に使っていた教科書は、「実用漢語課本」というものです。初心者向けなのでレッスン1は「ニーハオ」の対話から始まります。初版が1991年なので約30年も前の本ですが、いま、読み返しても、基礎を勉強したい人におすすめできる内容です。

この教科書の1と2を使って、日本で中国語を勉強しました。当時、私が通っていた大学で、中国語を集中的に学ぶ特別コースがありました。5~6名の少人数制で、授業は1コマ120分。1週間に6コマをこなしていたので、一般的な大学生が第二外国語として語学を学ぶよりは、集中的に勉強していたかと思います。

2名一組になって会話の練習をたくさんしていました。教教科書の例文を暗記するように練習していた記憶があります。

暗記できたら、部分的に単語を変えて会話の練習をしていました。例文が「今日の天気予報は何ですか?、晴れです」だったら、「今日の天気予報は?、雨です」といった感じです。

まずは基本の文のパターンを覚える、そして応用をする。そうすることで、最終的に自分が話したい文を組み立てられるようになります。きっとこれは、どんな言語を学ぶときにも当てはまる、語学を習得するための近道なんだと思います。

中国語習得の最短ルートは語学留学、ようするに「中国語漬け」の環境を作ること

最短で中国語を習得するなら、語学留学が一番でしょう。

日本の大学を卒業後、私は語学留学生として浙江省杭州市にある浙江大学へ行きました。日本で2年間、中国語をしっかりと勉強したはずでしたが、現地の中国人が話す中国語を聞き取れませんでした。何を言ってるのかさっぱりなレベル…。

中国語を読んだり発音ができても、聴く力が決定的に不足していたのです。「相手が何言っているのかわからない…」、これでは会話が成り立ちません。

日本で普通に生活しているだけだと、聴く力はそう簡単には身につかないんじゃないでしょうか。それこそ「起きている間は中国語をシャワーを浴びるように聴き続ける環境」が必要だと思います

そこで、日本で中国語を勉強するときは、音声付きの教科書やテキストをおすすめしています。

私が初心者向けでいいなと思ったテキストは「基礎から学ぶ語学シリーズ 耳から入る中国語」です。

テキストに書いてある中国語の音声が付録のCDに収録されているし、何より「耳から入る」ことを第一に考えられて作られているのが良いなと感じたからです。

中国語習得の最短ルートは語学留学ですが、日本でも「中国語をシャワーを浴びるように聞き続ける」ことができれば、聴く力を身につけられると思います。

なお、留学先の授業で使った教科書は、「橋梁 – 実用漢語中級教程」というものでした。簡単に内容紹介すると、単語の意味は英語、ほかはすべて中国語で書かれています。

つまりヨーロッパやアメリカ、各国アジアから中国へやってくる留学生は、中国語の説明で中国語を学んでいるのです。先生は中国語だけで授業をします。(初心者向けクラスでは最初のころは英語を使っていますが、1ヶ月もたてば徐々に中国語だけになります)

ここでお伝えしたいのは、語学留学先の環境では、聴いたり話したりする以外に、読み書きさえも「中国語漬け」だということです。

「中国語漬け」の環境を意識的につくれば、早ければ半年、おそくとも1年以内にはHSK5級に合格できるくらいの実力がつきます。中国語での日常会話に困らないどころか、職種や業務内容によっては中国語を使って仕事ができるでしょう。

千里の道も一歩から。まずはHSK5級の合格を目標に、中国語の勉強してはいかがでしょうか

【まとめ】漫画家一星のおすすめ教材や勉強方法

書店やネットでテキストや教科書を買う前に、中国語の「正しい発音」を知りましょう。これはめちゃくちゃ声を大にして言いたいのですが、中国語に限らず、どんな言語でもまずは「どうやって発音をするのか」を覚えましょう。それに特化して、以下、おすすめの勉強方法を紹介しています。

YouTubeで中国語の正しい発音を練習♪

いまはYouTubeで発音を学べる動画がいくらでもあるので、あなたが気に入った動画でくりかえし練習するといいでしょう。正しい発音と、発音記号を覚えることが大事です。私がざっと探したところ、この動画は良くできていたのでおすすめの一つに挙げます。ご参考まで。(盧尤著『日本人のための中国語発音完全教本』の発音解説動画)

入門者におすすめ「実用漢語課本」

実用漢語課本は、私が本格的に中国語の勉強を始めたときに使っていた教科書です。レッスン1は中国語に読み方(ピンイン)が書いてあり、単語の意味も日本語で書いているので入門書としては最適です。時代背景が古いものの、そのギャップも含めて楽しめるでしょう。

聞く力を伸ばすのにおすすめ「耳から入る中国語」

「耳から入る」というコンセプトが気に入っていってます。日本での語学学習で不足しがちな、聞く力を伸ばすのに特化しているのがいいです。

楽しく勉強する習慣をつけるのにおすすめ「まいにち中国語」

NHKラジオは、勉強の習慣を身につけるためにやる目的で取り組むのがいいと思います。なおテキストはCD付きで買いましょう。いつでも自分のペースで、くりかえし何度もやるのがコツです。

映像で見ると楽しい「テレビで中国語」

NHKの「テレビで中国語」も勉強の習慣を身につける目的で取り組む教材としてはいいです。初心者が1年かけて基礎を学ぶような番組構成なので、ちょっと内容が物足りないかもしれませんが、いまの中国の様子を映像で知ることができるのが楽しいので見ていました。楽しいって、大事です。

https://www2.nhk.or.jp/gogaku/chinese/tv/

いまの実力を知るにはテストを受けよう「中国政府認定資格 HSK」

勉強しながら時々テストも受けましょう。目的は「いま、自分の中国語の実力がどのくらいか」を知るためです。中国語のテストの中では、私はHSKをおすすめします。問題のレベルのバランスがとてもいいからです。まずは1ヶ月ぐらい中国語の勉強を始めたあと、問題集を買って解いてみるのがいいでしょう。そして「いけるな」と思ったら実際に試験を受けちゃったらどうでしょうか。

あらたな中国語との出会いがあるかも「内山書店」

内山書店は、中国やアジア関連の本が充実している本屋さん。あなたの想像しなかった「中国語を好きになるきっかけ」との出会いがあるかも。ネット販売もありますが、関東にお住まいのかたは実際にお店へ行ってはいかがでしょうか。

http://www.uchiyama-shoten.co.jp/

最後に、中国語を最短で身につけたいなら語学留学♪ 

大事なことなので2回言う…わけではありませんが、最短で語学を身につけるなら留学が一番です。中国の多くの大学では、外国人向けの中国語を学ぶ授業を開講しています。1つの学期は半年単位なので、年に2回、入学するタイミングがあります(私がかつて留学した大学の授業料を調べたら、2018年現在のレートで9000元でした。日本円で約16万円(※1元≒16円のレートで計算)。)

http://iczu.zju.edu.cn/redir.php?catalog_id=138

(追記:2021年6月時点では、まだ世界的なパンデミックの影響により、さまざまな渡航制限があります。外務省などのサイトで、最新情報を入手してください)

余談)語学学習は「楽しいこと」が大事

私の中国語の恩師の紹介させてください。胡士雲(コ シウン)先生と言います。先生との授業は楽しい思い出しか残っていません。

ある日の授業で、胡先生が初めて来日したときのエピソードを話してくれました。

「初めて関空から市内までタクシーに乗ったときのことです。中国で日本語をしっかり学んできたのに、運転手のおじさんが話す言葉が全然ワカラズ…。どういうこと!? 日本語ってこんなに難しい言葉だったの!!?…と。ワタシ、正直に『すみません、何て言っているかわかりません』と聞き返したら、『すんまへん、関西弁やなくて、標準語にしますわ』て言われてですね、初日からビックリしましたよ、日本語の方言に。さて、中国語にも方言があって~…」といった感じ。

雑談から始まったのに、いつの間にか中国の文化を学んでいました。いつもこんな感じで先生の授業は進むので、楽しい思い出ばかりでしたね。

いま思い返すと、あんなに楽しい先生と出会えた自分はラッキーでした。正直、良い先生と出会えるかなんて運次第ですが、みなさんにも、良い出会いがあることを。

【おすすめ漫画】らんま1/2

中国語でも大人気。30〜40代の人なら、けっこう知っている人がいるんじゃないでしょうか。

「らんまにぶんのいち」、読み方は「Luan4 ma3 er4 fen1zhi1 yi1(ルァンマー アァーフェンジーイー)」。