こんにちは、isseiです。
11月27日、私は渋谷にいました。
約200名のチェンジメーカーが渋谷に集合していたのです。
私が参加したイベント名は、SUSANOO FES 2016「C x C」(スサノヲ フェス2016 シーバイシー)。
「C x C」のCはChange maker(チェンジメーカー)。
チェンジメーカーは「その時代の世の中で、最も求められている価値を提供する人」という意味だそうで、このイベントではそんなチェンジメーカー同士を結びつけて、大きな変化…イノベーションを起こさせようというのが目的なのだとか。
なぜ、私がこのイベントに行ったかというと、今後の生き方について迷走していたからです。
「漫画、いったい何のために描いているんだろう・・・」
漫画家一星と名乗っているにもかかわらず・・・。
そんなとき知人がこのイベントへの参加を促してくれたのでした。
当初は乗り気でなかった私。
しかし、知人の一言が私の背中を押します。
どうして「荒ぶる変態」なのかは、のちほど明らかにするとして…
とにかく何か現状を変えるきっかけが欲しかった私は参加しました。(正確に言うと完全招待制なので、招待していただきました)

会場は渋谷dots(ドッツ)というイベントスペース。
渋谷駅から歩いて5分以内の場所あり、建物外観は普通にきれいなビル。
さっそく会場の中に入る私。するとイベント開始前なのに、参加者同士が熱のこもった会話をしている光景が目に飛び込んできます。

「ここにいる人たち、みんながチェンジメーカー…。」
会場内で一人、気後れする私でしたが、イベントは予定どおり13時ごろ開始しました。
イベントの詳細は省きますが、チェンジメーカーの方たちのプレゼンテーションが次々と行われます。

プレゼンの流れは大きく分けて3つです。
1つ目は、自分が感じている社会の課題を話し、2つ目はそれを解決するアイディアや活動内容を発表。
そして最後は「このアイディア・活動には◯◯が足りていません、だから◯◯で協力してください!」と、自分以外のチェンジメーカーに呼びかけるのです。

発表者のチェンジメーカーのプレゼンに、参加者から「だったら◯◯できるので協力させてください」という発言が。
チェンジメーカーの発言に、チェンジメーカーが応える…
まさにチェンジメーカー同士が結びついて、これから大きく社会を変える瞬間でした。

そんなやり取りが次々と行われ、目の前の何かが、パーッと開けるような感覚になる私。
会場にいた私は、体の中からひしひしと熱いものを感じていました。
……
イベントが終わったのは20時。途中休憩があったものの、あっというまに7時間が過ぎていました。

渋谷駅までの夜の道を歩く私。
雨が降っているにもかかわらず、かさもささず、不敵な笑い顔を浮かべながら私は歩いていました。
チェンジメーカーたちの熱意に、すっかり触発された私。
そして、私は決意します。

「起業しよう…」
私はこのイベントでつかんだのです、自分が取り組むべき社会の課題と、それを解決するためのアイディアを。
「自分がその課題に気づいた、だから自分がやる」ということが大切
このイベントに参加して、あることに気がつきました。
それは、発表者それぞれが話す社会の課題は、一つ一つはすでに世の中で知られていることが多かったということです。
けれど、課題を知っているだけでは何も解決しません。そして課題を解決するためには行動しかありません。
発表者は、その課題を自分の問題だと捉えて、課題と真摯に向き合っていました。発表者にしか見えていない景色があるのでしょう。だからこそ、プレゼンからものすごい熱意を感じたのです。
私の漫画に足りなかったもの、それは目的ではなかったのです。
下書き無しで油性ペンで描くパフォーマンスとか、中国語への翻訳は今のところ不要でした。
私は、自分が取り組むべき社会の課題を明確にできていなかった、だけなのです。
漫画家一星が気づいた社会の課題と、それをマンガで解決するアイディアの話
SUSANOO FES 2016を参加し終わって、私は一つ発見しました。
それは、多くの社会の課題は知られていないこと、本当はその課題と関係がある人であっても、知らせることは困難であるということです。
例えば食品。「食品添加物に注意」と言われても、自分の体に異変が起こる前に、添加物の成分を知ろうとは思いませんよね?
私はそれをマンガで解決できるような気がしています。まだまだ言葉を推敲する必要があるかと思いますが、現時点では、「さまざまな社会の課題をマンガで知らせる漫画家=ソーシャル漫画家」として、漫画家一星は活動します!
いまはまだ、足りないことがたくさんあります。
けど、「自分がその課題に気づいた、だから自分がやる」のです。
SUSANOO FES 2016 C x C のくわしい様子は「Drive mediaの記事」をご参照ください