
コルク、という会社をご存知でしょうか。
会社概要には「クリエイターのエージェント業」が事業内容として書かれています。エージェントを簡単に訳すと「仲介」とか「代理人」。
たとえば、メジャーリーグ。日本とちがって、メジャーリーガーは球団と直接交渉せずに、エージェントをとおして球団と交渉します。エージェントは選手が最大限の評価を得られるよう、球団にはたらきかけることです。エージェントのおかげで、メジャーリーガーは野球に集中しつつ、最高のパフォーマンスを発揮できるのです。
コルクはクリエイターが最高のパフォーマンスを発揮し、クリエイターの価値を最大化することを業務としています。そのコルクの代表を務めるのが、佐渡島庸平です。元大手出版社の編集者で、ドラゴン桜や宇宙兄弟といった作品を漫画家とともに生み出しています。

佐渡島庸平が大手出版社を去って、コルクを立ち上げたころから、私は佐渡島庸平という人に、すごーく興味がありました。冒頭書いた「クリエイターのエージェント業」は、世界的には一般的な商習慣だそうですが、日本ではほとんど聞いたことがありません。

と、もんもんと思っていたころ、たまたまFacebookで見かけたタイムラインのタイトルが「コルク採用説明会」。なんと、佐渡島庸平をはじめ、在籍する社員の方々が直接、会社説明するとのこと。

「佐渡島庸平に会える!?」、その一心で私は説明会に申し込みました。
申込が多かったのか、第1部はすぐに満席。急きょ第2部が告知されたものの、それもすぐに満席に。
私は第1部の説明会に参加しました。

…余談ですが、当日は6歳児をどうしても預けることができず、連れていくことに。
場所は原宿にあるコルク本社。
ドアを開けて入ると・・・

ドアを入ってすぐの広めのスペースに、代表の佐渡島庸平がいました。
緊張する私。
さっそく子供を連れてきたことを申し訳なく伝えると、「全然いいですよー」との返事が。
むしろ、「いまから1時間半ぐらい、おとなしくできるかなあ?」とか、「漫画もあるし、奥で待つこともできるよ」と、色々お気づかいいただきました。

本棚にびっしり入っていた本の中から、「あたしンち」を見つけた6歳児。
自宅のFireTVで「あたしンち」のアニメを見まくっていたので知っていたのです。
「あたしンち」それを快く貸し出してくれた佐渡島さん。

説明会は1時間半、みっちりと行われました。
おかげさまで6歳児は途中で集中を切らすことなく、私は佐渡島さんやコルクのみなさんの話を最後まで、じっくり聞く事ができたのでした。
求ム、トライ&エラーをたのしめる人
説明会では質疑応答の時間があり、出席されていた方々からさまざまな質問が出ていたなか、私からはこんな質問を。
質問「中途採用者に求める前提条件は、前職の売上実績なのか、専門的なスキルなのか?」
返答「前職の売上実績は関係がない。それよりも採用ページに掲載している求める人物像の条件を兼ね備えているうえで、トライ&エラーをたのしめる人を求めている。」
[求める人物像] ・ネット時代の新しいエンターテイメントの世界を、コルクというチームで作っていきたい人。
・本を読んだり、映画を観たり、絵をみたり、音楽を聴く事が大好きで、深く理解しようとする人。
・トップクリエイターの才能を「心に届ける」ために、自身の知識・経験・時間を使いたい人。
・チームとコミュニケーションをとりながら、ユーザー視点に立った提案や行動ができる人。https://recruit.corkagency.com/mid/
「トライ&エラーをたのしめる人・・・」その一言を聞いた私の心は、荒ぶっていました。
次回予告:「コミュニティプロデューサーに向いていますか!?」と聞いてみた話。
https://mangakaissei.com/way-of-life/2983/