
法律では20歳以上と定められている喫煙
安住紳一郎アナウンサーがラジオで語ったという「大人=タバコ」のイメージ。多くの人たちがそのイメージを持っているんじゃないだろうか。理由は法律で満20歳ではない未成年が喫煙をすると、未成年者喫煙禁止法という法律で罰せられるからだ。
しかし、なぜか「未成年はタバコを吸ってはいけない、タバコを吸うなら大人になってから」というのが世間の一般的なイメージだ。
無作為に「タバコ 20歳」で検索したところ、愛知県警のウェブサイトにはなんと「タバコやお酒は20歳になってから!」という見出しが。この表現をそのまま受け取ると「20歳になればタバコを吸ってもよい」と解釈する怖れがある。

「少年非行防止対策」のカテゴリ内にあるウェブページなので一見すると正しいことを言っているように感じるがそうではない。タバコは健康の害にしかならない。そんなものを成人したからといって手を出していいはずがない。
大前提として、タバコは健康を害するもの。未成年には、危険なタバコの害を教えるべき。

タバコの煙には数多くの化学物質や有害物質が含まれている。発ガン性物質も数十種類確認されている。そんな害のあるものを吸い続けたら健康を害するリスクは高まる一方だろう。
「未成年だから喫煙をしてはならない」ではなく、「喫煙のメリットは一つもない」ことを世間一般的に伝えるべきである。そして誰も望まない受動喫煙(他人のタバコの煙を吸わされること)の被害から解放される日が、早くくるといいな。
この漫画は受動喫煙防止を目的とした個人や非営利団体の利用に限り、紙媒体やWEB媒体への掲載を許可します。著作権は放棄していないので、掲載時は権利表記をお忘れなく。(C)2020漫画家一星
未成年者喫煙禁止法(…1900年にできた法律!?100年以上も前なのか)
https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=133AC0000000033
愛知県警
https://www.pref.aichi.jp/police/anzen/shounenhikou/boushi/shounen/tabako.html