終電間近の、都内の隠れ家的なバーでの話。
前回の話はこちらからどうぞ。
カウンター席のみ、大人6人がぎりぎり座れるほどのこじんまりとした店内。
私が勝手に師事している方が、忙しいなか、わざわざ私のために時間を作ってくれました。
心の中ではいつも大先輩、と呼んでいる方。
この方は、いつ、どんなときに会っても笑顔で、面白い話をしてくれる人でした。
だから私は本心で、笑顔がうらやましいと言ったのです。
しかし意外な回答が。
たしかに、自分も不機嫌そうな人に話かけようと思いません。
笑顔って、本当に大事!
アドラー心理学的に解釈すれば、不幸だと思うから、良くないことが自分の身にふりかかる、ということですね。
思えば、過去にずーっと良くない出来事や悪いことが続くことはありませんでした。
余談ですが、このバーにはマスターが集めたCDが壁一面に貯蔵されていました。
タツロウさん(山下達郎)をリクエストした大先輩。
あのアルバム、というわずかなヒントだけでCDを用意したマスター。さすがやなぁ。
店内に響き渡る山下達郎の声。
注文したソルティードックの、コップのフチについた塩をかみしめながら、山下達郎の声を聴いていた私。
「つらいことにも、終わりはある」
心身ともに健康なときにはすぐ理解できるでしょう。
しかし、心か身体のどっちか、あるいは両方が衰弱していると、ちょっと難しいかな、というのが今の私が実感することです。
泣きながら笑うのも変ですし…、できれば心からニコニコしていたいですよね。
ではどうすればいいか?
好きなことして…
休みましょう。