
こんにちは、isseiです。
お子さん、いま、何才ですか?
「子供が親と口聞いてくれるのは6才まで。テレビゲームばっかりやって、目も合わせてくれない」とは知人の言葉。
でも、そういうのってちょっとさびしいですよね。

さて、うちの6才の彼。あいかわらず部屋はおもちゃで散らかり放題。

「夜、寝るまでには片付ける」と約束していたはずだが、私が夜帰ったらグースカ寝ている彼。

もし、おもちゃをかたづけなかったら、パパが代わりにかたづける…(ようするに捨てる)というやりとり。
もう何回言ったかわかりません。

約束は約束!
ということで、ある日、私は意を決して作戦を実行しました。
作戦名は「パパが本当におもちゃをかたづけちゃうよ!」。

「朝、起きたときに、大好きなおもちゃが無くなっていたら、どんな反応するかなぁ。」

「泣いて、あやまるかなあ。(過去に一度あった)」
「そういえば自分も小さいころ親に怒られて泣いたことあったなぁ。あのときは、めちゃくちゃ怖かったなあ」と思い出す私。

この作戦を実行するにあたって、大事なポイントが2つあります。
- おもちゃを本当に捨ててはいけない。子供の精神的ダメージは大きいし、親もせっかく買ってあげたおもちゃの代金がムダになるので、財布にダメージがでるから。
- しつけで子供を怒るときは、両親が同時に怒ってはいけない。子供の逃げ場がなくなるから。
ということで今回は父親の私が怒る出番。
そして、おもちゃが入ったゴミ袋にフセンを貼り、メッセージを書きました。

フセンに書いた「よく、かんがえてごらん」のメッセージ。
「どうして自分のおもちゃは捨てられたのか」
それを自分自身で考えさせないと、今回私が怒ったとしても、彼はまた同じ過ちを繰り返すでしょう。

よく朝、彼が起きてくる前に家を出た私。

(朝起きたら、自分の大切な物が捨ててある光景を想像してみてください。)



その日の夜、私が帰宅すると、おもちゃが入ったゴミ袋は無くなっていました。
6才の彼が、自分のおもちゃを救出したのだろうと、それは容易に想像がつきました。

ぐちゃあ〜と散らかっていた彼の部屋も、フローリングの床が見えるぐらいきれいに片付いていました。
お、効果があったかな、と思う私。

肝心なのは、本人が反省をしていたかどうか。
私はさっそく、彼が捨てられた自分のおもちゃを見て、どんな様子だったかを奥様に聞きました。
すると……



……なんと、「めんどくさい父親」として認定されてしまいました。
彼は私が漫画を描いていることは知っています。
だから「どうせ漫画のネタにするんでしょ」と見透かされて思われてしまいました。

ちなみに、私がゴミ袋に入れたのは、彼の一番のお気に入りのレゴ。
自分のレゴ作品の一部がぶっ壊れていて、逆に私のほうが怒られる始末なのでした……。

グースカと寝ている6才児の彼。
けれども、昨日とちがって、約束どおりにおもちゃをかたづけている彼でした。
6才すぎたら、親とだんだん会話してくれなくなるって本当?
いかがでしたでしょうか?
冒頭で「子供が親と口聞いてくれるのは6才まで。テレビゲームばっかりやって、目も合わせてくれない」という知人の言葉を紹介しました。
6才以上の子供や孫がいる方々から、このような話をよく聞きます。
いま6才の彼の様子を見ていると、たしかに以前と比べたら口数は減ったかなあと思いますが、気にしていません。
なぜなら、私は、彼が会話したいと思ったときに、いつでも話したり聞いたりできる雰囲気を作るようにしているからです。
人間って成長するから、口数が少なくなるのも多くなるのも当たり前。親として大事なのは、子供と会話し易い環境を作ってあげることではないでしょうか。
そのような環境を作るにはどうすればよいのか?
私はそのヒントは、フィンランド式の教育方法にあると思っています。
こちらの「おかたづけ」エピソードもどうぞ