
こんな質問が来た、という想定で。
「Q. いつも子供がご飯を残してしまいます。どうしたらいいでしょうか? 毎日のように叱っているのですが、ちっとも親の言うことを聞く気配がありません。おうちゃんパパはどうしていますか?」
私も注意する。
ただし注意するとともに、本人に質問をする、「で、どうするの?」と。
この漫画では彼が「親の言うことをちゃんと聞いている」ように描かれているように見える。しかし、時にはご飯食べないこともある。そりゃあ、子供だし。
そういうとき、私は彼にこう言う。「わかった、もう食べないんだね。そうすることを、自分で考えたんだね。それでもいいよ。でもそのかわり、アイスもお菓子も食べちゃダメだからね。」
これ、子供がいる家庭ではどこでも言っていることだと思う。ただし、我が家が決定的に違うは、大声出したり、怒鳴ったり、怒るような態度では言わない。
怒りながらする「しつけ」は、「なぜ、親の言うとおりにしないのだ?」ということを、暗黙のうちに押し付けている感じがする。少なくとも、私はそう感じるのだ。
それよりも、彼に自分の行動を自分で考えさせて、自分で責任を取らせる方が良い。その方が、本人も納得のうえで行動することが多いのだ。
「叱っても、子供が親の言うことを聞かない」と感じている家庭は、まずは叱ることをやめて、「で、どうするの?」を実践してみてはどうだろう。
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「「7つの習慣」で東大脳を育てる」には、有名なコヴィー博士の「7つの習慣」の要素を子育てに取り入れた事例が紹介されている。「7つの習慣」を読んでいなくても、わかり易く説明されている。「東大脳」と書かれているが、どの時代でも当てはまる、子育てに必要な普遍的なことが書いてある。