Adobe Stockの素材を漫画制作に使ってもOK?それともNG?

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「Adobe Stockで7万点以上の写真や映像素材を無料で使用可能になる」。

このネットニュースは多くのクリエイター達の間で驚きをもって迎えられた。なぜなら、これまでは最低でも月額3,480円の「月々プラン」を契約したうえでしか利用できなかった素材が無料になるのだ。(しかも月々プランで利用できるのは3点、1点あたり1,160円)

 米Adobeはこのほど、ロイヤリティーフリーの写真やイラストを提供する有償サービス「Adobe Stock」で7万点以上の写真や映像を無料化した。個人や法人を問わず使える他、商用利用も認める。ダウンロードにはAdobe ID(無料)の登録が必要。

ITmedia

Adobe Stockでどんな素材が無料で利用できるのか。試しに探したところ見つかった素材がこのページにある画像だ(入力した単語はtown、Tokyo、coffee) 。これらは、あくまで無料で利用できる素材。有料だと2億点を超える素材がそろっているそうだ。

どこまで無料で、どこまで自由に使えるの?

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無料でしかも商用利用可…、使う側にとってはとてもいい条件のように聞こえる。本当にそんなふうに使ってもいいのか、何かウラがあるのではないか。万が一、権利関係でトラブルに巻き込まれないために利用規約を確認した。

結論から言うと、7万点の素材は制限の範囲内で無料で利用できる

どんな制限なのか、くわしくはAdobe Stock ライセンス情報のWEBサイトに記載されている。以下は、趣味の範囲で個人利用を考えている人向けに少しアレンジして作った比較表。

標準ライセンス強化ライセンス拡張ライセンス
WEBサイトやSNSに素材を使いたい!OKOKOK
素材を編集、扉絵イラスト作るぞ!OKOKOK
漫画の背景に一部素材を使う。
完成した同人誌を50万部印刷♪
OKOKOK
わーい、同人誌が完売。
増刷して50万部超え!
NGOKOK
Adobe Stokの素材集を販売♪NGNGOK

※「50万部印刷」と記載したが、正確には素材が50万回コピーまたは表示
※ 2020.10.30時点での記載内容であることをご留意いただきたい

ライセンスは3種類存在するが、趣味の範囲で利用する人は「標準ライセンス」を確認しておけば充分である。

ここまで読んで「素材は無料だけど、使うのは少し面倒くさそう」だと感じた人もいるだろう。Adobe Stockの公式WEBサイトにある素材の利用規約はくわしい説明ではあるが、じっくり読んでもわかりづらい。改善してほしいところである。

ずばり、Adobe Stockの素材を漫画制作に使ってもOK?それともNG?

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これも結論から言うと素材を利用して制作した漫画は、WEBサイトに掲載するなら特に制限もなくOK。Kindleや印刷物として出版した漫画については制限付きでOKといったところか。

標準ライセンスの場合、コピーは50万回までという制限は気にはなるが、趣味の範囲であれば問題ないだろう。個人的には「そろそろ50万部完売する!?どうしよう…そうだ、標準から強化ライセンスに変更しなきゃ!」という心配をしたいくらいだ。

まとめ

くりかえしになるが、無料で利用できる素材はAdobe Stockのサービスの選択肢で「無料素材」を選んで検索したときに表示された素材に限られる。その際、無料素材といっしょに有料素材も表示される。有料のほうが種類が豊富なので、無料素材よりも「かゆいところに手が届き易い」。

とはいえ7万点もあるので、検索するときの単語を日本語だけでなく英語でも入力するとか、工夫をすればお目当ての素材に見つかる確率も上がる。さっそく、このサイトでも投稿記事のアイキャッチとして使っている。ブログをやっている人にはオススメ。

Adobe Stock で無料の写真、ベクター、ビデオ素材を見つける

【おすすめ】イラストレーターになるまでを題材にした漫画

今回の素材の話に合わせて、輪郭や色の塗りに共感もてる絵柄だったので手にとったエッセイ漫画。

…第1話から、なかなかヘビーな展開。